2020年4月におけるオーディオストックでの成果について報告していきます。
20年4月の販売実績&新規登録音源
販売実績
先月に引き続き、4月も単体販売での売り上げはありませんでした。
その代わり、定額制プランからの報酬がさらに増えてきました。
DLされている曲を確認してみると、やはり先々月の推察通り個性の強い曲やニッチなジャンルがよく動く傾向にあるようですね。
登録音源
4月も曲としての扱いやすさ等はそっちのけで、自分の好きな感じの曲を新規登録してみました。
また、これらの音源の登録が無事済んだことで、今年の始めに設定した最低目標である「登録音源数50点」を達成することができました。現状の作業ペースでは年内に100点は難しそうですが、可能な限りこの数字に迫っていきたいですね。
振り返り
先にも少し触れましたが、定額制プランでは個性の強い曲やニッチなジャンルが良く動く傾向にあることがわかってきました。
単純に、定額制プランに加入した人が増えたために収益が伸びているだけという可能性もありますが、まだしばらくはこういった方向で攻めてみるのも悪くないかもしれません。
しかし、単体購入での実績が無いというのは少々問題です。
そして、定額制プランの報酬体系はクリエイターにとって少し不利なのではないか?という声も最近になって上がってきているようです。
いつもお世話になっているAudiostockですが、定額制プランからBeagle Kickは一時的に撤退することにしました。
昨年末からこれまでに掛けて、実績を勘案し、単品購入だったら得られていたかもしれない利益を考慮した結果です。— Beagle Kick(ビーグルキック) (@BeagleKick) May 7, 2020
報酬の明細を見ればすぐにわかることですが、定額制プランから1曲DLされることにより得られる収益は、単体購入から得られるものよりはるかに少ないです。
もし仮に、私の4月に定額制プランからDLされた作品すべてが単体購入として売れていたなら、もっと大きな利益があったわけです。私の現報酬パーセンテージなら1曲あたりの収益は1419円。それが計6曲なので約8514円の収益になっていたかもしれなかったのです。
もしかすると、ここ数ヶ月で単品購入がないのは定額制プランが原因なんてことも考えられるわけで、いろいろと考察する必要がありそうです。
もちろん、ユーザー目線では定額制に加入してDLするのと、単体購入するのとでは心的ハードルが全く違うので、単純な比較で良い悪いを語ることはできません。ただ、こうやって一時的にでも定額制プランから撤退する判断をした方々がいることも考慮しておいたほうがいいでしょう。
なお、こういった定額制プランの話については、下記の稲毛謙介氏の記事がとても参考になります。
『Audiostock定額制プランでクリエイターは稼げるのか!?検証結果と見えてきた課題。』
我々クリエイター目線で定額制プランについて詳しく検証してくれているので、オーディオストック定額制プランで既に収益を得ている方、これから始めてみようと思う方は一度ご覧になることおすすめします。
オーディオストック運営のクレオフーガさんは、とても真摯な対応をする素晴らしい企業であると私は評価しているので、こういった問題についてもこれから対応していくものではないかと思います。今後の改善に期待しましょう。
さて、とうの私ですが、ひとまずは現状のまま定額制プランからの収益を伸ばす方向でまだ攻めていこうと思っています。元々その方向で舵をきっていたのですから、少なくともあと1、2ヶ月くらいを様子を見てみようかと思います。
正直、収益金額だけを考えるなら、定額制プランから撤退するほうが現状期待できるのですが、使ってもらえる作品数はやはり定額制プランからのほうが多いので、いまはこちらを取ろうかと思います。
クリエイターとして、やはり自分が作った作品を誰かに使ってもらえるというのは、報酬を受け取るのと同じくらい嬉しいものですからね。
まとめ
- 定額制プランからの収益は伸びているが、引き換えに単体購入数が減少の可能性がある
- それゆえにクリエイターの収益減少にもつながっている可能性がある
4月で見えてきた課題はこのようなところでしょうか?
といっても、個人でこれらに対応するのは難しいので、極力損の少ないやり方を選んで今後の対応を待つしかないというところでしょう。
定額制プランの動向を見つつ、これまで通り登録作品数を少しでも増やしていこうと思います。