初心者がおさえておきたい3つの音楽理論

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フルートと楽譜

まったくの音楽初心者から作曲をはじめると何をどうしたらいいのかわからないという方が多いはず。そして、少しでも頭で理解しようと「音楽理論」というものに歩み寄ってみるものの何が初心者にとって大切なのかわからず、途方にくれてしまう人も多いでしょう。

そこで、私が考える「初心者がまず最初におさえておきたい音楽理論」について紹介したいと思います。

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初めにおさえておきたい3つの理論

作曲初心者が一番最初におさえておきたい理論は以下の3つ

  1. 音程(インターバル)
  2. 音階(スケール)
  3. ダイアトニックコード

それぞれ簡単に説明します。

・音程(インターバル)

2音間の音程差のこと。全音や半音、完全1度とか長3度といったことを差す。

・音階(スケール)

「ドレミファソラシ」を代表とする音の並びのこと。

・ダイアトニックコード

あるスケールの構成音を使って作られるコード(和音)のこと。

なぜこれらを勉強しておいたほうが良いのか?それは単純に音楽理論の基礎であり作曲の助けになるということと、さらに踏み込んで理論を勉強しようとしたときにこれらを知っていると理解が早いからです。

もう少し詳しく、それぞれについて解説したいと思います。

音程(インターバル)について

2音間の音程差のこと。例えば「ド」と「ソ」の間にはどれくらいの音程差があるのか、ということを差します。

これが結構ややこしい。

「全音」「半音」くらいなら理解できる人は多いと思いますが、完全1度や長3度といった「度数」で表記されると一気にハードルが上がります。そして困ったことに理論を説明する際にはこの度数表記が当たり前のように登場します。このあとに出てくるダイアトニックスケールのあたりからバンバン出てきちゃいます。

ぶっちゃけ度数は理解していなくても何とかなりますが、音楽理論を本格的に勉強するなら早いうちにクリアしてしまったほうがいいです。例えば「ドの長3度上の音は何か?」といったことにすぐに答えられるようになれば上出来でしょう。

※答えは「ミ」です。

音階(スケール)について

ピアノ鍵盤

簡単に説明すると「ドレミファソラシ」のことです。先ほどの音程の度数よりかは理解しやすいかも知れません。

「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」は調がハ長調(Cメジャー)の場合のスケール(すなわち、Cメジャースケール)になるわけですが、ト長調(Gメジャー)だと「ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ#」(Gメジャースケール)になります。

どうしてこうなるのかを理解できれば、いろんなキーですぐにメロディーが組み立てられるようになるでしょうし「このキーではこの音はあまり使えないな」ということもわかるようになってきます

ダイアトニックコードについて

言葉で説明すると非常にわかりにくいのですが一応。

あるスケールの構成音、例えばCメジャースケールの場合、その構成音の「ドレミファソラシ」の音だけを使って作り出されるコードのことを差します。

なので、Gメジャースケールのダイアトニックコードもありますし、Cマイナースケールのダイアトニックコードもあります。

作曲をするうえで最も活用の幅が広く、とくにコードを付ける際に重宝される理論。それゆえに勉強する内容もたくさんあります。できればコード理論の基礎の部分とあわせて理解していきたいところですが、早く作曲が上達したいという人はこちらを重点的に学んだほうがいいかも。

まとめ

それぞれの具体的な内容に関してはこのブログでも解説できたらいいなと思っています。

今回はとにかく作曲初心者が音楽理論を勉強する場合、何から手を出せばいいのかというところに焦点を当ててみました。なおかつ作曲にすぐに活かしやすいものに絞っています。(音程に関しては少し違いますが・・・)

初心者向けの理論書の冒頭は大体これらの内容になっていることが多いです。音程についてはほとんど触れないものもありますが、音程の度数は早いうちに攻略しておいたほうがいいというのが私個人の考え。

本当はこれらに加えて「調」も入れようかと思ったのですが、詳しく説明しなくても感覚的にわかっている場合がほとんどだと思ったので除外しました。

音楽理論は難しいかもしれませんが、少しづつやっていけば必ず理解できます。そして、理論をより効率よく習得するには文面で理解しようとするのではなく実際の音を聴いて理解するように心がけましょう!

音楽理論は「人間の耳が音楽的に気持ちいいと感じる法則、気持ち悪いと感じる法則をまとめたもの」です。感覚を研ぎ澄ませば、その法則がきっと感じ取れるはずです!

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